夏のインフルエンザ シーズン外でも感染する
Sponsored Links
毎年インフルエンザのシーズンになると、予防接種をしたり、マスクやうがい手洗いで防止するようにしたりと、みなさんさまざまな工夫をされているかと思います。こういったインフルエンザ対策は、秋~冬の寒い時期に行うことが通常で、夏はほとんど行わないですよね。しかし実は、インフルエンザは夏でもかかることもある病気だということをご存じでしょうか?そのメカニズムを知って頂きたいと思います。
海外ではインフルエンザは夏に流行?
日本ではインフルエンザは秋~冬といったイメージですが、例えば国内の沖縄でも、夏にインフルエンザが流行したことがありました。さらに、タイの場合は5月~10月の雨季に多くなると言います。夏でもかかるケースは実際にあるのです。
なぜ日本は冬場にインフルエンザが多い?
先ほどお伝えしたことから、季節は関係ないとすると、一体何が原因になっているのでしょうか?
実は、インフルエンザは湿度と大きな関係があります。インフルエンザはウイルスによって感染しますが、そのウイルスにとっては空気が乾燥している環境が最も好ましいのです。ですから、日本の場合は、1年の中でも乾燥しやすい秋や冬の時期にインフルエンザが流行するのです。
寒いとインフルエンザが増える?
寒い時期にインフルエンザ感染者が増加するのは、エアコンやストーブを利用することが原因になっています。それらは空気を乾燥させ、ウイルスの感染を拡大させてしまうので、出来るだけ乾燥を防ぐよう心がけて下さい。また、冬場に体温が下がり、免疫力が弱ってしまうとウイルスに感染しやすくなります。冷え性の方などは体温を下げないように気を付けると良いでしょう。
インフルエンザは、確かに夏場は件数が非常に少ないものです。でも実際には夏でもかかる可能性はゼロとは言えないので、異変を感じたらまずは診察受けるようにしましょう。インフルエンザは通常の風邪よりも高熱が続きひどく苦しみますし、年齢や状態によっては死に至ることもある重大な病気ですから、年間を通してきちんと予防をしていけると良いですね!
ad
関連記事
-
インフルエンザワクチン 副作用について
インフルエンザ流行の時期が近づいてきましたね。以前は、インフルエンザの予防接種は学校で毎年行なわれる
-
おむつかぶれ 下痢や蒸れが原因 おむつ交換で対策を
新生児から乳幼児を育てているお母さん、要介護状態の高齢者を介護する家族のかたや医療・介護従事者を悩ま
-
女性に多い“過換気症候群”とは?
“過換気症候群”をご存じですか?“過呼吸症候群”とも呼ばれていますが、若い女性に起きやすく、呼吸が乱
-
エボラ出血熱 感染経路について
今日は、今世界的な問題となっている「エボラ出血熱」について、お話しようと思います。特にその感染経路に
-
デング熱 その2 診断方法やデング出血熱とは?
デング熱は、デングウイルスに感染した蚊に刺されることが原因で発症する病気ですが、症状は発熱、激しい腹
-
RSウイルス 保育園で流行している 乳児 小児 感染症
RSウイルスについてお話しします。 ウイルスといえば、何かの病気であるとはお分かりでしょう。では、R
-
幼児・子供がかかりやすい 無菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎という病気を耳にしたことはありますか?最近では、タレントの辻のぞみさんが発症したと報道さ
-
デング熱の症状と特徴、対策
「デング熱」について、今まではあまり縁がないウイルスだと思っていた方も多いのではないでしょうか?しか
-
デング熱 その3 予防法 ディート(DEET)を含んだ海外用の虫除けクリームなど
ここ数日「デング熱」についてのニュースが相次ぎ、自分は大丈夫かなと不安になっている方も多いと思います
- PREV
- ココナッツフレーク 中鎖脂肪酸がダイエットに効くぅ!
- NEXT
- 慢性疲労症候群 症状と診断