デング熱の症状と特徴、対策
Sponsored Links
「デング熱」について、今まではあまり縁がないウイルスだと思っていた方も多いのではないでしょうか?しかし今、デング熱の国内感染が相次いでおり、問題になっていますよね。実際に、誰にでも起こり得るわけですから、実際にデング熱にかかったらどのような症状が起こるのか知っておいて頂きたいと思います。
風邪とも似ている症状
デング熱は、原因となる蚊にさされてから、4日~7日潜伏期間があります。長い場合は2週間程もあるようです。そしてその後、38度~40度の高熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、目の奥の痛み、発疹、吐き気や嘔吐などが起こります。一見、風邪と間違えてしまいそうな症状ですね。
長引くのが特徴
通常の発熱よりだいぶ長く、1週間ほどは発熱があります。場合によっては、5日~7日後に一度熱が下がり、またいきなり高熱になる場合もあるそうです。これを二相性発熱と呼びますが、この場合は後期の発熱時に発疹が再び出現することもあります。
デング出血熱とは?
デング熱とは少し違うのですが、同じくデングウイルスが原因となるのが「デング出血熱」です。デング熱よりも症状は重く、熱が下がり始めた頃に、循環障害などが起き呼吸困難を引き起こしショック状態に陥ることもあります。きちんと治療を受けないで放置してしまうと、死亡する可能性もある重大な疾患です。デング出血熱は、一度デングウイルスに侵された人が、新たな型のデングウイルスに感染した際に発症してしまいます。
普通の風邪かなと思っても、発熱がいつもより長引くようなことがあれば注意して下さい。デング熱の可能性がありますよ。まずは、発熱した時点できちんと受診し、早めの治療を行えるようにしましょう。
国内でももはやどこで感染するかわからないので、甘く考えずすぐ最寄りの病院にて受診をお願い致します。
ad
関連記事
-
デング熱 その2 診断方法やデング出血熱とは?
デング熱は、デングウイルスに感染した蚊に刺されることが原因で発症する病気ですが、症状は発熱、激しい腹
-
インフルエンザワクチン 副作用について
インフルエンザ流行の時期が近づいてきましたね。以前は、インフルエンザの予防接種は学校で毎年行なわれる
-
幼児・子供がかかりやすい 無菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎という病気を耳にしたことはありますか?最近では、タレントの辻のぞみさんが発症したと報道さ
-
エボラ出血熱 感染経路について
今日は、今世界的な問題となっている「エボラ出血熱」について、お話しようと思います。特にその感染経路に
-
デング熱 その3 予防法 ディート(DEET)を含んだ海外用の虫除けクリームなど
ここ数日「デング熱」についてのニュースが相次ぎ、自分は大丈夫かなと不安になっている方も多いと思います
-
RSウイルス 保育園で流行している 乳児 小児 感染症
RSウイルスについてお話しします。 ウイルスといえば、何かの病気であるとはお分かりでしょう。では、R
-
夏のインフルエンザ シーズン外でも感染する
毎年インフルエンザのシーズンになると、予防接種をしたり、マスクやうがい手洗いで防止するようにしたりと
-
女性に多い“過換気症候群”とは?
“過換気症候群”をご存じですか?“過呼吸症候群”とも呼ばれていますが、若い女性に起きやすく、呼吸が乱
-
おむつかぶれ 下痢や蒸れが原因 おむつ交換で対策を
新生児から乳幼児を育てているお母さん、要介護状態の高齢者を介護する家族のかたや医療・介護従事者を悩ま