スーパー台風って！？

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スーパー台風と呼ばれる巨大な台風が、またやってきました。これは、数年に一度の超強力な台風だと言われています。みなさんは、過去に日本に甚大な被害を与えた「伊勢湾台風」をご存知ですか？伊勢湾台風と台風の知識についてお伝えします。

スーパー台風　伊勢湾台風とは

1959年（昭和23年）9月に潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心に、日本ほぼ全域に甚大な被害をもたらした台風のことです。犠牲者は、5098人（内、死者4697人）と推定されています。人的、経済的被害は重大で、国内総生産比では、阪神淡路大震災の数倍、関東大震災に匹敵する被害を被ったと言われています。

災害対策基本法の制定要因のなったのが「伊勢湾台風」なのです。

台風の発達に必要な条件

スーパー台風は、一年中暑い熱帯地方の近海で最も多く発生します。これは、この周辺海域は他と比較して海水温が高く、台風が渦巻く力を有する為です。台風のエネルギー源は、熱帯海上にいったん、空気の渦が出来ると、その中心に向かい、多くの水蒸気が流れ込みます。その為に上昇気流が生まれます。

雲が作られ、雲は積乱雲を作ります。雲が出来る時に水蒸気が水粒となり、非常に多くの熱を発します。その熱で空気が暖まり、また上昇気流にのり強さを高めます。これを何度も繰り返し、発達したのが台風というわけです。

台風の強さの分類

台風の強さは以下のように分類されています。

強い：最大風速33m/s以上から44m/s未満

非常に強い：最大風速　44m/s以上から54m/s未満

猛烈な：最大風速54m/s以上

スーパー台風の進路例（2014年10月のレポート）

10月8日フィリピン東海上で発達をピークとし、台風の眼もしっかりと衛星で確認できるようになりました。中心気圧は、５日間で100ヘクトパスカル低下し900ヘクトパスカル。

9日以降に北寄りに進路を変えて、11日に沖縄に接近、その後九州地方で激しい豪雨をもたらしました。

台風の今後

最近の台風は、大型で猛烈な被害を起こす傾向が多いです。世界気象機関の発表では、2050年ごろには、このクラスの台風の出現は通常となると予測しています。

また、気候変動に関する政府間パネル（IPCC）では、2070年には北極海の氷が消滅し、海面上昇が起こり、気候変動によるスーパー台風の襲来は増加すると見込んでいます。

まとめ

スーパー台風が日本に襲来しようとしています。行楽に、運動会に、旅行など計画を立てていた方も多いと思われますが、残念ながらこの台風により中止となる行事もたくさんありそうです。

猛烈で強い台風19号。これの被害をなるべく少なくするため、戸締りや家の周囲の用品や自転車、バイクなどの片づけ、台風中に買い出しなんて行かなくても生活出来るような準備、また、自分自身と家族の身を守る行動に努めてください。

外に出て、転倒した、骨折した。海に行って波にさらわれたという悲しいニュースの本人にならないよう行動しましょう。

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